こどもの矯正（Ⅰ期治療）

こどもの矯正では、成長を考慮することにより、現在の骨格性の問題を抑制したり、また上下顎の成長を誘導することで、現在の骨格型をよりよい方向に導くことが可能となります。来たるべき永久歯の時期によりよい咬合となるよう、または永久歯治療(Ⅱ期治療)時、抜歯しない(非抜歯)ですむ可能性が高くなるよう、咬合を誘導する時期です。

拡大床と呼ばれています。中心のねじを回して歯列を徐々に広げていき、萌出空隙を確保します。このほかにもマウスピース型など歯列に合わせて装置を選択します。

いろいろなタイプがあり、お子様の年齢や使用目的により、最適なものを使います。既製品のため、お子様の苦手な印象をとらないで装着が可能です。

混合歯列期に使用して頂くものでは、前歯・犬歯を誘導します。嚥下障害、指しゃぶり防止、弄舌癖、呼吸障害の是正などに使用できます。

3-5歳から乳歯反対咬合の治療に使う装置です。この装置のみで前歯の反対咬合が治れば、永久歯まで観察になります。

奥歯と前歯の永久歯に装着します。上記の装置等で歯列を拡大などしながら、曲がっている歯をそろえたりします。

口の中の装置に対して、外部から力を得て矯正治療の補助とする装置です。主なものは、ヘッドギア、チンキャップ、プロトラクターなどです。年齢や口の中の状態、骨格型により、最適なものを選択します。