口唇口蓋裂の治療は、出生半年後から10歳頃までの間に、大学病院などの大きな病院で1~2回に分けて手術を行います。特に口蓋裂の場合は、腰にある腸骨という骨を移植するケースが多くあります。
口蓋裂では中耳炎や難聴などを併発しやすく、耳鼻咽喉科との連携も重要です。加えて口唇口蓋裂のお子さまは噛み合わせに問題が生じるケースが少なくないため、歯列矯正を行うことが一般的です。
当院は「更生育成医療施設」の認定を受けており、保険診療で口唇口蓋裂のお子さまの矯正治療を実施いたします。治療は日本矯正歯科学会「認定医」である院長が担当。これまでに50症例以上(※1)の口唇口蓋裂のお子さまの矯正治療を手がけてまいりました。
口蓋裂では、あごの癒着していない部分に、腰にある腸骨を移植する処置(※2)を行います。基本的には、この処置で移植した骨が安定してから矯正治療をスタートします。そのため初めて来院されるのは8~10歳頃のお子さまがほとんどです。
口唇口蓋裂の子供は、先天的な歯の欠損や上あごの成長抑制による反対咬合(受け口)が見られるケースが多く、矯正治療が推奨されます。
矯正治療では、歯の表面に装置を付けて動かす「ワイヤー矯正」を実施。月1回程度の通院で、治療期間はおよそ2~3年程度です。
矯正歯科治療を専門とする院長が一貫して担当いたしますので、ご不安な点などございましたらお気軽にご相談ください。
※1 2025年現在
※2 移植処置は、通院中の大学病院や総合病院にて行っていただきます。
生まれつきの症状のため、手術や矯正治療など、治療全般に健康保険が適用されます。
3割負担の場合、歯並びを整える矯正治療にかかる費用は約20~30万円です。
ただし、お住まいの市町村の子ども医療費助成制度を利用できる場合、自己負担分が無料になるケースもあります(※)。診察の際は、子ども医療費受給者証をお持ちください。
※助成制度の詳細は、お住まいの市町村でご確認ください。
一般的な矯正治療と同様に、月に1回程度の通院をお願いしています。治療期間は約2~3年です。
栃木県・宇都宮市で口唇口蓋裂の子供の矯正をお考えなら、「坪山矯正歯科医院」へ。豊富な経験にもとづく矯正治療を、保険診療でご提供いたします。